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あおみかんのブログ

フリーランスのIT系エンジニア。ゲーム制作スタジオ4th cluster代表。

「ブラック」とはどういうことか

ポエム

この1年ほどでしょうか。 「ブラック企業」といった言葉を目にする機会が多いですよね。 使われ始めた当初は会社に振り回される労働者の立場に苦言を呈する文脈が多かったと思うのですが、最近はちょっと不満があれば何でも「ブラック」と言ってしまう、そんな気配を感じます。

かくいう僕も、Twitterなどではブラックだな〜などと愚痴を吐いてしまいがちなのですが、一方で何かの目標に向けて頑張るということは美徳だなとも思うわけです。なにかの要素が「ブラック」かそうでないかを分けているのだと思い、少し前に考えたことを文章にまとめておきたいと思います。

頑張りを強制される立場

ブラックの文脈でよく聴くのは、半ばマインドコントロール下にあったり力関係の都合で逆らえない人が頑張りを無理強いされている状況かな、と思います。例を以下に示します。

  • 自分が勤務する飲食チェーンの営業成績を伸ばすために残業代返上で一日16時間はたらく
  • システム開発プロジェクトが炎上したので、納期の3日前から会社に寝泊まりして何とか納品にこぎ着く
  • 卒業研究まっただ中の大学四年生に対し、内定先の会社が夏休みの間ずっと「研修」の名目で無給労働を強いられる

我ながら酷い例ばかり出したものですが、どれもそれなりに信憑性のあるニュースや知人から聞いた話しや、そんなところなので、全くない話というわけでもなさそうです。あなおそろしや…

自発的な頑張りは「ブラック」と感じない

自発的な頑張りであれば、こういったブラックな印象は薄れます。これもいくつかの例を示します。

  • 弁護士を目指ししていた人が、就職後も自宅で一日4時間勉強しついに司法試験に合格。 晴れて弁護士になる
  • ある病気の特効薬を研究していた研究者が、研究室に篭もり研究を続け、ついにその特効薬を発明。 世界から賞賛される
  • プログラミングが好きで好きでたまらないプログラマーが、退社後もオープンソースのソフトウェアを開発。 著名なプログラマーとして界隈では一目浴びる立場に

少々恣意的ではありますが、こういった例にはそれほど「ブラック」を感じないと思います。

誰のための頑張り? 結果はどこに返ってくる?

しょせんはポエムなので、さくっと結論じみたところへ。

結局の所、その頑張りが本人の内発的なモチベーションからきているのか、無理矢理に強制されているのかが違う訳です。 自分にとって頑張る大変さに相応のメリットがあるなら頑張るし、その範疇を超えていたら頑張らない、そういうもんでしょう。

ここで、僕が言いたいことを勘違いして欲しくないので補足しておきますが、他人から「お前は家でオープンソースのシステムを開発すれば自分の知名度も上がるんだから家でスキルアップをしろ!」と言うのはお門違いです。 親しい間柄なら多少のアドバイスとして言うのも良いでしょうけれど、会社の上司などの強制力を持った立場からは、命令っぽく相手が捉えてしまう言い方で言ってはいけない、その時点で「ブラック」になるのだと思います。

まとめ

ようするに、本人にとって頑張るに値するだけの理由があるなら頑張る価値はあるので、「ブラックだ!ブラックだ!」と言って何の努力もしない人生を過ごしていくことは避けたいですよね。

…と同時に、自分のためにならない「頑張り」を強いられる様な場からはサクサク逃げていくのが良いと、そんな風に思います。